アロマレッドにんじんとは|西洋にんじんとの味の違いや特徴について
「アロマレッド」という名前のにんじんをご存知でしょうか?。こちらは西洋にんじんの一種で、名前の通り香りに特徴があるにんじんです。

そこで今回はアロマレッドにんじん (以下、アロマレッドと記します)がどんなにんじんなのか、特徴などをご紹介していきます

アロマレッドとは〜特徴

種苗会社のトーホクと東洋大学植物機能研究センターとの共同開発によって作られた新しい品種で、根長はやや長め(18~19cm)の円筒形をしています。濃紅色で、芯の方まで鮮やかな色になるにんじんです!

そもそも西洋にんじんって何?


にんじんには原産地の違いから、「西洋系(西洋にんじん)」と「東洋系」の2種類に分けられます。
一般的に「西洋にんじん」とは、スーパーで一般的に出回っている長さが15~20㎝くらいの「五寸にんじん」を指します。

どんな味?


にんじん独特の青臭さがなく、ほんのりとした甘味のため、生でも食べることができます。

どんな香り?


アロマレッドには、香水の原料にもなる「ブルガリアン・ローズ」の香り成分の一つである『ダマセノン(βーdamascenone)』の含有量が多く、食べると口の中にフルーティーな香りが広がります。(東洋大学 下村講一郎教授調べ) 
その特徴から、「バラの香りのニンジン」と呼ばれています。

にんじんが嫌いなお子様にもおすすめ!

旬はいつ?


8月上旬~12月がアロマレッドにんじんの旬の時期と言われています。
夏から秋にかけて食べられるにんじんなので、適期栽培では110日前後で収穫できます。
黒葉枯病や、しみ腐病といった病気に比較的強いため、栽培が容易とされています。
船橋センターでは品質や食味を良くするために、生産者で人参部会を組織し、種まき前〜生育状況〜出荷前の目揃え会〜反省会を一貫して行ないます。
また種苗会社の学習会や視察に積極的に参加しています。

主な生産地は?


主な産地は北海道です。
中でも産地の中心である北海道東部のオホーツク地方は、夏場でも冷涼なため、ニンジンの栽培に適している地域です。他にも、神奈川県や茨城県、石川県、熊本県、千葉県などでも生産されており、生産地域が増えています。

船橋センターの生産地としては、八街・富里などが人参の栽培が盛んな地域が含まれます。
特に近年では、いわゆる「普通の人参」よりも「アロマレッド」を作る生産者が年々増える傾向にあります。

主な販売先



どこで買えるの?


北海道のスーパーなどでは2〜3本入りで140〜200円で売られています。
その他の地域では流通量や生産者が限られているため、アロマレッドを取扱っている店舗は少ないです。
弊社は産直野菜としてコープみらいに出荷していますので、お買い求めくださいませ。

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にんじんの主な栄養素(可食部100gあたりの成分)

エネルギー
37kcal
水分
89.5g
炭水化物
9.1g
食物繊維
2.7g
カリウム
290mg
ビタミンA(βカロテン)
9100μg
ビタミンB6
0.11mg
ビタミンB1
0.05mg
ビタミンB2
0.04mg
ビタミンC
4mg
アロマレッドを含め、にんじんにはβカロテンが多く含まれています。

βカロテンには

1. がん予防
2. 風邪や感染症の予防
3. 整腸作用(便秘・下痢改善)
4. 高血圧の予防・血糖値改善
5. 美容・健康

などの効果が期待されています。

アロマレッド人参のおすすめの食べ方って?

にんじん独特の青臭さがなく、香りも良いので生で食べられるサラダが一番おすすめです。

<人参スティックの作り方>
1)にんじんをよく洗い、好みで皮をむきます。

2)1cm四方以下くらいの太さのスティックになるように切リます。

3)アロマレッドは甘みのあるにんじんなのでそのまま食べるのがおすすめです。
にんじんの臭みが気になる場合は、50度のお湯に数分浸けてから水気を切って食べましょう。


また煮物、炒め物に向いています。
アロマレッドとフルーツをミキサーに入れてジュースを作っても良いですね。